ドイツ入門書
レオンハルトは、キリスト教の聖人の名前です。レオンハルトは、農業に関する動物たち、特に馬の守護聖人として有名で、祭りの開催日である11月6日は「レオンハルトの日」と言われています。この「レオンハルト騎馬行列(Leonhardifahrr もしくは Leonhardiritt)」は、カトリックの強いバイエルン各地で民族衣装をまとった馬と人の一行が、レオンハルト教会へ参拝するというイベントです。馬も人もバイエルン風の民族衣装を身にまとった姿はとても可愛らしく圧巻です。特に有名なのが、バード・トルツ(Bad Tölz)のもので、これは無形文化遺産に登録されています。 ドイツ人にとって馬は、昔から寄り添って生きてきたので、とても特別な存在です。
TölzerLeonhardifahrt2021※日本語サイトではありません2021年11月6日※開催予定でしたが新型covid-19の影響で中止になりました
466年に生まれ、559年に没したといわれる。11世紀の書物によれば、クローヴィス1世時代の、フランクの貴族の出身で、ランスの聖レミギウスが名付け親だった。多くの囚人を解放したことで、クロヴィス1世から司教に取り立てられようとしたが、それを断り、オルレアンの近くのミシーの修道院に入った。その後、アキテーヌに赴いて伝道活動に励む。王妃の出産の際に安産の祈祷を捧げ、その功により、リモージュの近くにあるノブラに土地を賜り、そこに修道院を建てたといわれる。経歴ははっきりしないが、幅広く尊敬を受けている聖人として有名である。しかも、フランスのみならず、西欧の多くの国々、特にバイエルンやボヘミア、ポーランドなどで、この聖人に教会が献堂され、王族や高位聖職者までもがノブラに巡礼に赴いた。多くの奇跡が彼によって起こされ、14世紀から18世紀にかけて、バイエルンのインヒエンホーフェンという小さな町だけでも、彼に祈ることで4000もの願いがかなえられたという。囚人や捕虜、産婦、悪魔に囚われた人や病人、病気の動物や家畜の守護聖人である。11世紀末には、ムスリムの国で捕虜となった十字軍の兵士の間でも知れ渡っていた。また、フランクフルトの聖レオンハルト教会は、元来は聖ゲオルギウス教会であったが、1323年に、聖レオンハルトの腕の一部を、ノブラから聖遺物として納めて以来、この名で呼ばれるようになった。この教会は、サンティアゴ・デ・コンポステーラに向かう巡礼が、旅の無事を祈願する場所でもある。聖レオンハルトは通常、手を鎖につなげた姿で表現される。聖名祝日の11月6日に、ドイツ南部では「レオンハルトの騎行」と呼ばれる行事が行われる。特にこの地域では「バイエルンの神」と呼ばれるほど人気があり、オーストリアの国境に近いバート・テルツでは、聖レオンハルトの聖像を描いた馬車が花綱で飾られ、それに人々が乗り込んで、レオンハルト教会へ向かう。また、国境を越えたオーストリアのメンドルでも、同じような行事が行われるが、ここでは、馬車の前後を、馬に乗った若者たちが固め、教会の中庭で司祭の祝福を受ける[4]。
Wikipediaより
A14 地球の歩き方 ドイツ 2021~2022 (地球の歩き方A ヨーロッパ)
るるぶドイツ ロマンチック街道 (るるぶ情報版海外)
28 地球の歩き方 aruco ドイツ 2018~2019 (地球の歩き方aruco)